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リハビリテーション部 インタビュー2023

  • 2023.6.15 リハビリテーション部

    現在、大学や専門学校で学ばれている卒業学年の皆様に、少しでも働くイメージを持っていただけるよう、2023年4月に入職された新卒セラピスト4名にインタビューを行いました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    理学療法士 森川瀬名

    出身校:帝京大学福岡医療技術学部

     

    理学療法士になった理由は?

    学生の時に所属くしていた野球チームに専属のトレーナーとして理学療法士の方がついてくれており、自分がケガをした時も応急処置などに臨機応変に対応してくれて試合に間に合わせてくれました。その時に「こんなに選手の事を考えてくれる職業があるんだ」ということを知ったのがこの職種を目指したきっかけです。

     

    当院のリハビリテーション部を選んだ理由は?

    宮崎出身で、福岡の大学に行っていたので、最初は九州で就職先を探していました。ただ九州では行きたいと思える施設がなく、理学療法士の兄にも相談したりする中で、選択肢の幅を広げるために大阪の病院も調べるようにしました。学校に来ていた求人票で佐野記念病院を見つけて読んでいた時に、ユニークでもありさまざまなことに積極的に取り組んでいる印象だったので、見学に行きました。見学の際に案内していただき、しっかりと考えて治療をする方針であることを感じ、地元からは離れてでも自分が学べる環境に行きたいと思い当院を希望しました。

     

    新人研修やユニット制度ではどのようなことをしていますか?

    ユニット制度では、数名の先輩セラピストがチームとなり僕たち新人に関わっていただいています。複数名の先輩に聞くことができるので、一人の考え方に片寄らず、治療の選択肢や引き出しが増えるのでとても学びが進んでいる感じがします。よく気にかけてくださり、何がわからないかわからない時期も、どんどん声をかけていただき、教えて下さるので助かっています。

     

    リハビリテーション部の雰囲気はどうですか?

    自分の仕事があっても手を止めて、指導の時間をとってくれます。またユニットでは複数で担当していただいているので、一人が忙しくても他の先輩にも聞ける環境で、プリセプターで一対一ではなく気を遣うこともあまりありません。部長や副部長も、気軽に相談してと言っていただけるので心強いです。

    仕事が終わってから同期残れるメンバーみんなで、その日の振り返りや業務の確認をしたりと、仲良く協力しながら一緒に学んでいます。

     

    学生の時と今との違いはありますか?

    社会人になるとお金を頂く立場になるのでしっかりと責任をもって働かなければと思います。また自分の行動一つで病院の印象が変わるようなクレームになることもあるので、一つ一つの行動に慎重にならなければと思っています。

     

    新人の一日のスケジュールは?

    今、担当している患者さんは入院患者さん1人で、その他、先輩の代診として数名治療しています。1日およそ5単位前後をリハビリしています。午前は担当患者さんの訓練を行い、午後はほぼ毎日リハビリの実技の研修をしていただいています。(1年目5月末時点)

     

    難しいと感じることは何ですか?

    見学などで少し関わらせていただく中で、退院する時期や、退院後の介護保険やサービスのことなど、今後生活に必要となる社会的な課題を踏まえた目標設定が難しい感じており、少しずつ知っていかないとと思っています。福祉部門へのローテーション研修があると聞いているので、学ぶ機会は充実していると感じています。

     

     

    理学療法士 内部絵理香

    出身校:関西医療学園専門学校

     

    理学療法士になった理由は?

    高校の時に器械体操をしており、ケガをしたときに治療する中でこの職業を知りました。その時は理学療法士と金融系の仕事をしたいと思い、大学卒業後に一度金融業界で働いたのですが、理学療法士になる思いが捨てきれず、専門学校で学びなおして理学療法士になりました。

     

    当院のリハビリテーション部を選んだ理由は?

    興味がある分野が整形外科だったため、学校の実習で佐野記念病院を希望して来させていただきました。外来での実習を経験させていただいたのですが、とてもたくさんの種類の疾患を診ることができ、ここであれば幅広い分野を経験できると思い就職を希望しました。実習ではバイザーの先生方が丁寧に教えていただいたため、入職してもしっかりと教育していただけそうだと思ったのも理由の一つです。

     

    新人研修やユニット制度ではどのようなことをしていますか?

    実習では考え方を中心に教えていただきましたが、入職してからの新人研修では実技を交えた技術や知識も含めて、しっかりと時間をかけて教えていただいています。先輩セラピストが担当する患者さんを共観させていただき、治療の後にフィードバックをもらう機会も作っていただいています。

    他の病院で働いている友人と話す機会もありますが、当院では新人教育に割いている時間が圧倒的に多いようで、5月頃にどんどん単位を取っている病院もある中、私たちはまだ新人教育中心のカリキュラムを組んでいただき、手厚く教えて頂けていることを実感しています。

     

    リハビリテーション部の雰囲気はどうですか?

    わからないことがあれば気軽に聞ける雰囲気で、たとえ忙しくてもどの先輩も話しかけやすく、ユニットのメンバーかどうかに関わらず気軽に質問ができる雰囲気です。逆にいろんな先輩が話かけていただくこともあり、わからないことが多く不安がある中で、新人を気にかけてもらっているということも感じるので安心して働けています。

     

    社会人として働いていた前職と今の仕事との違いはありますか?

    実際に患者さんを診て、どこが原因で痛みがあるか、何が理由で不便になっているかを、患者さんからお話をしたり、治療しながら考えていくことに、この職業の楽しさを感じています。

    前職は金融関係だったので決まりや制度の中での業務が多かったのですが、今の職業は幅広い可能性から、最善の治療を考えられるので、知識や技術を深めて幅広い治療方法を得て、患者さんに還元したいと思います。

     

    新人の一日のスケジュールは?

    私は主に外来患者さんを担当しており、午前中に毎日3名程度を担当します。午後は一人の入院患者さんのリハビリを担当させていただいています。今担当している患者さんは、5月に新人対象に行った症例発表の題材となった患者さんで、発表では短期間の評価をし、問題点と治療法を検討したものを発表しました。症例発表したものは先輩セラピストの方々にも見ていただき、アドバイスやフィードバックをしていただき今後の治療の参考にしています。(1年目5月末時点)

     

    難しいと感じることは何ですか?

    患者さんが訴える痛みの原因を見つけることが難しいと感じています。医師と比べるとセラピストと関わる時間の方が長く、外来では週1回20分の短時間のリハビリの中で、できる限り原因を見つけて改善したいと考えているのですが、自分の中で持っている原因に当てはまらないこともあります。少しずつ経験していき、知識を増やすことで改善できる患者さんを一人でも増やせたらと考えています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    作業療法士 永尾恵

    出身校:大阪医療福祉専門学校

     

    作業療法士になった理由は?

    高校一年生の時に交通事故に遭ったときに理学療法士に関わっていただき、リハビリという職業を知りました。治療していくうちに自分の体がどんどん良くなっていくのを身をもって実感し、リハビリの大切さを感じました。それから深く調べていくうちに、心身ともに寄り添った作業療法士という職種が自分に合っていそうだと思い、この職種を選びました。

     

    当院のリハビリテーション部を選んだ理由は?

    学生の時の実習で佐野記念病院に来させていただき、外来の患者さんを担当させていただきました。どの患者さんに対してもリハビリにとても力を入れている印象でした。また、老健や通所リハなど幅広い分野を経験できることが魅力的でした。自宅から少し離れていますが、名前も知っている病院だったので、安心感もあり志望しました。

     

    新人研修ではどのようなことをしていますか?

    教育担当の先輩もおられますが、OTチーム全員で新人を見ていただいています。基本的なことや業務の流れについては教育担当の先輩から教えていただいていますが、わからないことや聞きたいことがあれば、20名ほどいるOTの先輩方どなたにも気軽に聞ける環境だと思います。

    入職後から、数週間は実技や座学を交えたリハビリテーション部の研修がありました。ひと通り終わると、実際の患者さんを診ながら一日の後半は先輩方から毎日実技の勉強会を開いていただいています。

     

    実際に患者さんを担当してどうですか?

    例えば、ただ単に筋力トレーニングをするだけでは意味はなくて、どこの部位にアプローチするか、なぜそれをするのか、そのためにどのような準備ができるかをしっかり考える必要があるなと思いました。そのためにも、もっと知識を深めていく必要があると考えています。

    新人セラピストは少しずつ先輩の付き添いなしでの訓練に移行していっていますが、私も含め担当している患者さんに転倒リスクがあるなど、患者さんによっては継続して付き添いしていただいており、安心してリハビリができています。

     

     

    作業療法士 村上桃香

    出身校:大阪河崎リハビリテーション大学

     

    作業療法士になった理由は?

    学生時代にバスケットボールをしていました。理学療法士の方に関わっていただいていたので仕事の内容は少し知っていたため、最初はPTを目指していたのですが、高齢者の方と関わることも好きだったことや、知り合いの方に作業療法士を薦めていただいたこともあり、この職種になろうと決めました。

     

    当院のリハビリテーション部を選んだ理由は?

    学校に届いていた新卒募集パンフレットを見て、明るく楽しそうなイメージだったことと、就職説明会の説明を聞き、お話してもらった副部長も明るく活気のある職場だと思い希望しました。病棟もガラス面や緑が多く、病院という感じがないので、開放的で明るい環境で治療できることもいい点だと思いました。もともと認知症にも興味があった、モーニングケアの取り組みや院内デイを開設したというお話も聞いていたので、深く関われそうだなと思いました。

     

    新人研修ではどのようなことをしていますか?

    5月に担当患者さんの症例発表を行いました。訓練がない時間に症例発表の資料を作ったり調べたりする時間を業務時間内に与えていただき、レジュメを作って発表する機会を与えていただきました。発表の後は、先輩方から講評をいただき今後の治療に繋がるアドバイスや意見をいただきました。

    OTの同期4人もコミュニケーションも頻繁に取れており、わからないことや考えることがあれば集まって話し合いをしたりと協力し合っています。

     

    新人の一日のスケジュールは?

    主に午前中は、自分が担当している患者さんのリハビリと、先輩の代診を数名担当させていただます。担当している患者さんは1名で、1日およそ5~6単位前後をリハビリさせていただいています。それ以外の時間は、先輩のリハビリ見学と夕方の勉強会を受けています。

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