先輩インタビュー

これまでの生活やバックグラウンド、人となりを理解し、そしてこれからの患者さんの未来を想像しながら、毎回のリハビリに意味を持って訓練するようにしています。

これまで様々な医療現場や患者さんを経験してきて今改めて感じることは、難しい症例や認知症の患者さんに自分が関わることで、その方の顔つきが変わったり生活の波が改善したりすることで、作業療法士としてできることの意味を実感しています。特に、これまでの生活やバックグラウンド、人となりを理解し、そしてこれからの患者さんの未来を想像しながら、毎回のリハビリに意味を持って訓練するようにしています。経験を積むにつれて、患者さんの性格や特徴に気づくようにもなってきており、気づいたことは他の職種にも共有し、患者さんもスタッフも両方安心できるリハビリ環境づくりを心がけています。

 

教育の面では、新人2年目のステップアップのお手伝いをし、教育担当者へアドバイスするような役割も担っています。実習者指導者になるための講習を受けさせていただき、指導する立場の心がまえについても気づかせていただきました。後輩の指導の際は、リスク管理の重要性も伝えながら、後輩の気づかない部分についても指摘していくようにしており、自分がこれまで得てきた知識をしっかり伝えるようにしています。先輩が行っているリハビリや患者さんへの話し方など、一つ一つの言動に責任をもって関わることの大切さを教えられたらと思っています。

 

入職して今年で12年目となり、部署の中では中堅セラピストとして、長い間お世話になっています。またその間、出産や産育休も経験し、育児に配慮した働き方も考慮していただき、仕事も家庭もバランスの良い力加減で働くことができています。部署の人数も多いため、急な休みや家庭の行事のときも、きちんと引き継ぎさえすれば、先輩も後輩にも担当患者さんを信頼してお任せできる職場で、安心して両立できる職場です。

リハビリテーション部(病院)作業療法士 橋本さん

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