主任となり患者さんだけでなくスタッフにも目を配り成長を実感できるようになりました

私は看護学校にいる時から、脳外の看護をしたいという思いがあり、当院に入職することになりました。入職して3年で脳外・整形リーダー(その日のリーダー)を任せられるようになりました。最初はとても不安で気持ち的にプレッシャーが重く自分に乗ってきましたが、先輩から「あなたはリーダーになってからすごく変わった」と言われたことがありました。振り返ってみると、責任を持つということで、自分で何とかしないといけないという場面があるので、勉強もたくさんしましたし、考え方や意識も変わりました。自分にとってはそれが良いターニングポイントになったと思っています。
そして今回、監督職(主任)となり、看護師業務だけでなく管理業務も行うようになり、業務の内容がガラッと変わりました。
これまでは患者さんを中心に業務をしていたのですが、役職がついてからスタッフの事にも気を配る必要があり、スタッフの満足が上がらないと患者さんに還元されないので、みんなの業務や仕事の状況をしっかりと見るようになりました。相談されることも増え、自分から声をかけることも多くなりました。
管理業務として、具体的には、病棟全体の患者さんのベッド状況(転倒の可能性や状態の悪い方等を配慮)を確認し部屋割りをしたり、スタッフのフォローをしたり、会議への参加(部署会議やリスク、看護部の新人教育など)や、もちろん看護業務にも入ります。
ベッドコントロールを考えていく際には、患者さんの実際の状態を自分で知ったうえで組んでいく方が適切に組めると思うので、時間があれば病棟を回って患者さんを観察するようにもしています。
また、テーマごとの各ユニット(チーム)があり、そのユニット長の取りまとめを担っています。様々な取り組みやアイデアが出てくる中で、毎月各ユニットのリーダーとは面談を行うことで、うまくいかないことに対して相談に乗ったり、進め方にアドバイスをしたりと、実現に向けて進めています。
自分は新人の時に、なかなか先輩に相談できない性格だったため、壁にぶつかったときに苦労したという経験があったので、後輩たちには些細なことやプライベートなことなどでも自分からスタッフに声掛けをするよう心がけています。時々、後輩と一緒に飲みに行ったりして、楽しみながら仕事の調子を聞いたりとスタッフとも交流するようにしています。
急性期病棟看護師 中嶋さん