今は回復期専従で患者さんの機能面だけでなく自宅に帰るために必要なことを考えて、その人が過ごす環境に重きを置いて計画するため、『患者さんのことを知る』ことを大事にしています
高校時代にスポーツをしていたことをきっかけに作業療法士の仕事を知りました。知り合いの看護師の方に「PTよりOTの方が向いてるんじゃない?」と言われOTの仕事に興味を持ちました。
就職説明会時の印象や副部長の楽しそうな雰囲気、施設の明るさに惹かれこちらに入職することにしました。今は回復期専従で患者さんの機能面だけでなく自宅に帰るために必要なことを考えて、その人が過ごす環境に重きを置いて計画するため、「患者さんのことを知る」ことを大事にしています。
2年目となり仕事のことで悩むことや考えることもありますが、先輩に相談したり、2年目になっても重い患者さんはお願いすれば動向について下さいます。患者さんのリハビリをしていく中で身体がどんどん良くなって『あれがしたい!』『こうしたい!』と言ってくれるようになってきたら、どう対応したら喜んでもらえるのか悩むときもありますが、信頼関係ができ楽しいと思って下さったり私を頼ってくれた時に自信につながっています。
治療の上では、患者さんと同じ目線で接することを心がけています。回復期から退院前に自宅訪問するのですが、高齢者の方で独り暮らしの方が多いので、一人で生活するのに危険はないか、手すりが必要ではないかなど、暮らしの環境を気にしながら訪問します。その後のリハビリでご本人と「もうちょっとこうしよう!」など目標を立てると、それに向け頑張って下さるので、訓練内容を変更したり患者さんと一緒に快適に自宅で生活できるようにと具体的に話をしています。
先輩の中には患者さんの性格や気持ちをすぐ見極めて患者さんに合わせた対応ができる方もおられ、私も経験を積む中でしっかりと観察・分析をし、そんなOTになれるよう目指しています。業務中に勉強させてもらう時間も取っていただいています。大きな病院ではないため、他部署や他の職種の方が身近にいるので相談しやすい環境です。
休みの日は先輩や同僚、友人とよく出かけたりしています。先日は同僚たちと淡路島に行ったり、白浜で海鮮丼を食べたりと、リフレッシュもかねて充実した日々を送っています。
リハビリテーション部作業療法士 村上さん