患者さんと信頼関係を築き一人ひとりに寄り添えることにやりがいを感じています

私は、新卒から5年ほどは大阪市内の病院で働いていましたが、2025年から地元でもともとなじみのあった当院の回復期病棟に縁あって入職しました。
前職では整形外科、泌尿器科、救命救急などを経験し、急性期の現場では重症や難治ケースなどさまざまな症例の患者様を担当していたのですが、業務の回転がとても早く、専門的な処置も多かったのが印象的でした。当院で働きたいと思ったのは、急性期では患者さんを他院や自宅に送り出すことが多かったため関係性が短く、これまで以上に家に帰るまでの看護や回復期のケアを学びたいと感じ回復期病棟のあるこの病院に興味を持ったのが入職のきっかけです。
この病棟に配属されて感じたことは、スタッフ同士のコミュニケーションが活発で入職直後から多くのスタッフが積極的に話しかけてくれたり、リハビリなど他職種とも挨拶や会話が多いと感じています。
新人の私にも、患者さんのことはもちろん、業務以外の会話をして和ませてくれることも多く働きやすい雰囲気だと感じています。
私の看護の考え方として、患者さんからの信頼を構築するため、患者さん自ら私に話をしてもらえるように明るく積極的に関わるようにしています。信頼関係ができてくると患者さん自身から「ここが痛くて…」とか「そういえば…」と話してくれることがあります。そんな関係性が在宅復帰支援にもつながっていると考えています。
前職よりも専門的な処置などは減ったのですが、患者さん一人ひとりにかける時間が増えてやりがいがあります。
そして、当院では医師、看護師、リハビリスタッフ、看護師、栄養士などで患者さんも現状や方向性を共有するカンファレンスや、担当者会議があり患者さんやご家族の意向や希望と、治療方針などをすり合わせる機会があります。そのような場では、ケアの観点からこの患者さんにとってどのような方向性がベストかをしっかり考えて発言するようにしています。
そして回復期病棟のリハ医は、毎朝ナースステーションに来て申し送りに参加してくれるので、常に相談しやすく、親しみやすい先生です。
これからも、患者さんが話しかけやすい雰囲気作りや距離感を大切にして信頼関係を築くために自分から積極的にコミュニケーションをとるよう心掛けていきます。
今やっていることがゴールではなく、これからも色々なことに挑戦したいので、回復期での経験をつみながら今後も新しい分野や役割に積極的に取り組みたいと思っています。
回復期病棟看護師 谷さん