裁縫や家事など利用者の得意を引き出すレクリエーションで笑顔が広がる瞬間に喜びを感じています

小学校の時に職業体験で特別養護老人ホームへ行ったときに、楽しかった記憶があり、将来どうしようか…と考えたときに介護職に就くことを考えました。その後、高校在学中にヘルパー2級を習得し、介護の専門学校を経て福祉の業界に入りました。
最初の職場は別の特別養護老人ホームでさまざまな経験をさせていただき、現在はグループホームアムリタで介護の仕事をしています。特養とグループホームは生活される施設という点では同じではありますが、ご利用者の状態や病態、置かれている環境などがそれぞれ全然違います。ですので、以前の特養で得た知識や対応などもこちらに来て活かすことができています。
当施設では、日勤では2名のスタッフで出勤するとまずお部屋のお掃除から始まり、体操→機能訓練→お茶タイム→コミュニケーション→昼食→レクリエーション→おやつ→洗濯…という1日の大まかな流れですが、ご利用者とお話したり、生活環境を整えていると、本当に一日がアッ!という間に過ぎていきます。
またレクリエーションにも力を入れており、できるだきご利用者の方が得意なことを引き出す工夫も行っております。裁縫が得意な方、家事が好きな方、手先が器用な方、体を動かすのが好きな方など、それぞれの個性に合わせたことで、毎日を豊かに過ごせる施設を目指しています。最近は、くるみボタンのアクセサリーを作ったりする日や体を動かす日がありました。何かを作って上手にできたら喜んでお部屋に持って帰り飾って下さる方もいらっしゃって、喜んでくださる顔を見るととてもうれしいです。
施設の雰囲気は、日が差して明るく利用者さんも1ユニット9人と少人数なので、一人ひとりとの関わりが深いと感じます。
夜勤は一人で対応するので不安もあったのですが、いざというときは同じ建物の違う部署の方が手を貸してくださるのでとても心強いです。時々、夜中緊急で対応して一人では…ということもありましたが、すぐ南さんに建物内から駆けつけていただき、役割を分担して円滑に対応できるのも、当施設の働きやすい所です。
グループホームの利用者さんは認知症を患っている方なので、何を求めているか伝えたいのかわからないときもあるのでそこがつらいところではありますが、しっかりと耳を傾けて利用者さんとの関わりの中で感じ取ることができたときが嬉しいです。
グループホームアムリタ介護士 南さん