先輩インタビュー

この仕事をしていてのやりがいは、ご利用者からの『ありがとう』『また来てね』の言葉です。

この職業に就く以前は長らく不動産会社の事務をしていました。結婚し子供ができ事務の仕事を辞めて知人から『時間の融通が利くし合間に家のこともできるよ~』とのことを聞き興味を持ち始めたのが介護の仕事を始めたきっかけでした。人と触れ合うことへの抵抗はそれほどなかったのですがコミュニケーションを取るのが得意なわけでもなく…『とりあえずやってみよう!』という気持ちでヘルパー2級の資格を習得しました。
登録ヘルパーを経て、現在は常勤の訪問在宅ヘルパーをしています。

 

敬遠されがちなこの仕事ですが正しい知識を覚えてしまえば勉強になることが多く、ご利用者の方々を見ていると自分たちもやがてなっていく姿であるという思いで感謝を持ち仕事をしています。
この会社で20年以上長らく続けられているのはやはり人間関係が良好で上司などに相談しやすい環境だからだと思います。お給料がよくても人間関係が良くないと続かないと思うので…
辞めようと思ったことや、定期巡回サービスでの訪問が始まりやらないといけないことが沢山で、これまで不安なこともありました。その時、方向を導いてくれる上司が話を聞いてくれたり後押しをしてくれたりしたことで乗り越えることができました。

 

現在ヘルパーの業務としてご利用者の元には午前中に定期巡回を3~4件回っています。ご利用者ができないことをお手伝いする仕事で、主におむつ介助や口腔ケア、お弁当の配達、更衣介助などをしています。ご利用者の登録は現在90名程度おられ、常勤5名と登録ヘルパー9名で対応しています。また5名の常勤職員とは別に、サ高住のヘルパーさんが夕方の訪問をヘルプしてくれることもあります。私が関わる定期巡回サービスは2021年に泉佐野市で初めてできた事業所です。24時間対応なのでご利用者の家族の方にとって心強いサービスであると思います。

 

私はいま、介護リーダーとしての役割を与えられていますが、特に大変なのはシフト管理と訪問の調整です。1か月間のシフト管理を担当し、訪問先の振り分けなどをしています。
ご利用者に接するときに気を付けていることは、援助だけやるのではなく会話の中でいつもと違う?などの変化に気づきくことも重要です。何か気になることや変化があればケアマネージャーさんと連携をとるようにしています。そして、こちらがご利用者を援助しているだけでなく、常にご利用者からも仕事の内容をみられている事に気を付けながら接しています。

 

ご利用者との関係が“なあなあ”になり過ぎず、どのヘルパーが入ってもフラットで平等な対応だと思われるようにを心がけご利用者が喜んでくれることはスタッフみんなに共有して対応できるようにしています。そんな中、この仕事をしていてのやりがいは、ご利用者からの『ありがとう』『また来てね』の言葉です。感謝の言葉をかけてもらえるとまた次回も喜んでいただけるように頑張ろうと思うことができます。

 

プライベートでは仕事のために体力を温存しつつYouTubeでお料理チャンネルや介護の技術なんかを見たりしています。子供ももう手もかからないので家のことはゆっくりマイペースにこなしています。
最後に、私がこの仕事に就く心得として、人生の先輩と接する上で一番に感謝の気持ち謙虚な気持ちを持つことが大事だと思っています。これから介護のお仕事につかれる方がもしいたら、ぜひ頭の片隅に置いておいていただければと思います。

ヘルパーステーション栄公訪問在宅ヘルパー 山田さん

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