先輩インタビュー

半年間訪問看護をやってみて、しんどかったりつらいこともある介護生活の中、利用者さんも家族さんも訪問時間の内に一回でも笑ってもらえたらいいなと心がけて接しています。

看護師免許を取って5年、看護師という仕事はなるまでも、なった後も大変な仕事だと感じています。
訪問看護師になりたいと思ったきっかけは私の祖父が訪問看護を利用していて、当時担当してくれていた看護師があまり親切な人ではなく『訪問看護師になってくれたらいいのに…』と私に言っていて、亡くなってしまったことが心残りで、いつかなりたいと思っていました。
 
子供が生まれるタイミングで以前勤めていた病院を退職し、復帰しようといろんな職場を調べました。その中でこの事業所を選んだのは、施設もあり病院もあるいろいろな経験が出来そうだな…と思った点と、色々調べていてこのリクルートサイトの先輩インタビューの記事を見て興味を持ちました。
実際に働いてみるとお世辞抜きにいい人ばかりで他部署の方々とも距離が近いので相談しやすくアドバイスももらえるので自分の学びや今後につながると思っています。皆さん全く面識がない人でも挨拶してくださる方ばかりです。
 

入職当初、訪問看護師は未経験だったため、先輩に同行してもらい徐々に独り立ちしていく形で訪問していました。今は一人で訪問しており、入職して半年で10人弱くらいの利用者さんを担当しています。利用者さんの状態がその日その日で変わるので、一人で判断しないといけない場合もあり大変ではありますが、担当の医師との連携や先輩にその都度することで、アドバイスなどを参考に毎日こなしています。
そんな日々の中でも今まで嚥下が難しかった利用者さんが、現在はアイスを食べれるようになってすごく幸せそうな顔をされていてほんとに感動し、よかった~!!と思うこともありました。
 
看取りをした利用者さんの家族さんからは『看護師さんが来てくれていてよかった』と言ってもらえてよかったと思う反面、もっとやれることはなかったかな?と思うこともあります。
半年間訪問看護をやってみて、しんどかったりつらいこともある介護生活の中、利用者さんも家族さんも訪問時間の内に一回でも笑ってもらえたらいいなと心がけて接しています。
1回の訪問で30分~1時間ほど滞在しますが、コミュニケーションの取れる利用者さんでも、初めからグイグイ距離を近づけるのではなく徐々に距離を縮めていくようにしています。利用者さんも初めて来た看護師だとどんな人かもわからないと思うのでだんだんお互いを知っていく感じで信頼を築いています。
 
今後はこのステーションの先輩たちのように、ベテランだからって威張ったりせず利用者さんも会うとホッとしているような人ばかりなので、私もそんな風に信頼してもらえるような看護師になりたいと思っています。
基本的には土日が休みなのでプライベートも充実していて、小さい子どもを育てながら、家族のサポートもあり常勤として勤務しています。職場の方もみんなサポートしてくれたり、子どもの体調なども家族のように心配してくださるので、とても理解のある働きやすい職場です。

訪問看護ステーションナース栄公看護師 西野さん

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