先輩インタビュー

生活背景の把握や環境設定など、セラピストとしてできる支援を考えながら、社会的資源の情報収集や研鑽に励んでいきます

もともと総合病院で働いており、そこは急性期病院だったため、危険察知能力などのリスク管理を重要視して教えていただきました。自分の今後を考えると、患者さんの生活期に重きを置いた支援に関わりたいと思い転職を検討し、回復期リハや福祉部門がある当法人を選びました。
 
入職してからは、自分自身初めての外来リハでは時間が短いことに戸惑いながらも、先輩方に丁寧に教えていただきながら経験を積みました。また回復期リハ病棟では今までより時間が長いため、やりたいことをしっかり時間を使えるため、患者さんのため納得のいくようなリハビリを考えながら訓練することができました。ENT前訪問も参加し、外部の方との関わりや社会資源のことも学び知ることができ、生活期のことに関わる重要性についても学ぶことができました。現在は、この4月に栄公クリニックデイケアの開業があったため、私自身も異動となり、立ち上げに関わらせていただきました。
 

病院勤務時に関わらせていただいた介護予防事業の泉佐野市C事業での集団トレーニングでの経験を活かし、デイケアでの取り組みとして、集団リハビリテーションでは太極拳や個々に合わせたメニューをエビデンスに則って実施しています。1対1では運動が乗り気でない方も、集団リハでは周りに感化されて気持ちが入る方もいらっしゃり、開始したばかりですが集団リハ担当としてより良いものにしようと努めています。
 
デイケアではリハマネ会議も開始し、今後のサービスの質向上のため、セラピストとしての関わり方を考えていきたいと思います。また卒業支援の必要な人とそうでない方の見極めが重要であるため、その後の介護予防事業や地域の体操やデイサービスなど、適切な道しるべを利用者さんに示したいと考えています。
 
病院やデイケアで働いていくにあたり、生活期への関わりの重要性を感じています。そのために、生活背景の把握や環境設定など、セラピストとしてできる支援を考えながら、今後も社会的資源の情報収集や研鑽に励んでいきます。

リハビリテーション部理学療法士 庄野さん

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